眞杉匠が今年2つ目のG1制覇を達成 ~小倉競輪場~

photo-74016
眞杉匠
表彰式で賞金ボードを掲げる眞杉匠選手
photo-74017
⑦眞杉匠が④松井宏佑を1/2車輪差で追い込んみ優勝
3走目の反省を踏まえて総力戦で頂点に輝いた

 11月26日(日)に小倉競輪場を舞台に行われた第65回競輪祭は眞杉匠(113期・栃木)が今年のオールスター競輪以来となる自身2度目のG1制覇を達成した。
 
 太田海也が松浦悠士を背に正攻法に構え、深谷知広-松井宏佑-簗田一輝の南関勢が中団に構える単騎の眞杉匠は南関勢の後ろを選択し、脇本雄太-南修二の近畿ライン、地元の北津留翼が9番手となり周回を重ねる。脇本雄太が青板周回のバック付近から上昇すると、深谷知広は車を下げて残り2周から一気に踏み込み主導権取りへ。後方8番手置かれた脇本雄太が最終ホーム付近から巻き返しを狙ったが、気配を察知した松浦悠士が外に張って後退させる。太田海也が最終2コーナーからまくり上げると、目の前にいた眞杉匠も合わせて踏み込みながら、番手まくりに出た松井宏佑の後ろにうまく追い上げて簗田一輝を捌く。3コーナー過ぎ2センターで太田海也をブロックして4コーナーに入った眞杉匠が直線で松井宏佑をゴール寸前で捕らえた。
 【眞杉 匠(1着)】
「本当に自分でもビックリなんですけど。単騎も好きなので、単騎で優勝できてうれしいです。ダイヤモンドレースは(単騎で)ダメダメだったんですけど、あそこで経験デキて良かったです。前に深谷さんと松井さんでああいう先行の仕方をやっていたなって思い出して、信じてついていきました。ジャンバックではこなくて、ホームでも見ながら。(最終バックの)直線で一車追い上げようと思っていたので理想通りの感じでした。(最後の直線は同期の松井との並んだが)そこも勝負でした。めちゃくちゃ嬉しかったです。(オールスター競輪以来で自身2度目のタイトルとなるが)あの時は緊張していたんですけど、今日は考えてもなるようにしかならないと思ったので、気楽に走ったら結果につながりました。自信を持って赤パンを履けるように。一年で(S班のレーサーパンツを)脱がなくてもいいように頑張ります」


細川和輝記者

2023年11月26日 22時18分

開催情報

ページトップへ