張野幸聖がレインボーカップA級ファイナルを制す ~伊東温泉競輪場~

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張野幸聖
復帰戦で結果を出す
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山本修平
115期卒記チャンプが初S級を決める
勝負駆けの山本修平は2着で初のS級を決めた

 12月5日伊東温泉競輪場で開設73周年記念「椿賞争奪戦」の最終日が行われ、第9レースの「レインボーカップA級ファイナル」は張野幸聖が優勝した。なお、2着に入った山本修平、3着の菅原大也までの3名がS級特別昇級を決めた。
 
 優勝した張野は今回が左肩鎖関節脱臼からの復帰戦。「誰か行ったところをついていくか、緩んだら残り1周では行こうと思っていた。人任せの展開でも1着でよかった。全体的に緩んだところで、行こうと思ったら、前の山本さんが行ってくれてよかった。最後まで抜けるかわからなかったけど、コーナーの立ち上がりで伸びたので抜けると。(落車から復帰戦だが)練習はちゃんとやっていて、結果が出たので、間違ってなかったなと」と練習の成果を確認できた様子。

 21年に初めてS級を経験したが、今年1年間はA級での修業期間。来期からS級昇級は決まっていたが一足早く、S級戦を戦えことになった。「まだ自分のスタイルを見つけられていない。今のままでは上で通用しないので、これからスタイルを見つけていかないと」と、戦法を確立させ、今度こそS級に定着し、さらにその上のステージを目指す。

 115期の卒業記念チャンプ山本修平は来期はA級の予定だったが勝負駆けに成功。初めてのS級昇級を決めた。
「単騎だったので、下手に動けないと思った。チャンスを逃さずに悔いが残らないようにと。(南関勢のほかに)佐伯さんもラインがあるし、どこかで踏み合いはあると、そこを見極めていました。自分の間合いを図ってという感じです。自分のタイミングで行きました。1センターから2コーナーくらいですね。前の踏み合いで自分は脚がたまっていたので、これは行けるかなと。優勝と思ったが、やられた。2着ですけど、このチャンスをつかめてよかった。(S級は)スピードが上がってくると思うので負けないように力をつけたい」

小山裕哉記者

2023年12月5日 19時33分

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