阿部将大が地元記念に初参戦 ~別府競輪場~

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阿部将大
念願の地元記念で初日から大暴れ
熱い走りで決勝進出を目指す

 12月7日(木)から別府競輪場で開設73周年記念オランダ王国友好杯が幕を開ける。71周年大会の覇者でもありS班の守澤太志や、年末のグランプリを見据えて最終調整段階の松浦悠士も参戦してシリーズを盛り上げる。地元の阿部将大(117期・大分)は初めての地元記念参戦で、初日から持ち味を生かした走りで決勝までの道のりを切り開く。

 「初めての地元記念です。やっと走れますね。いままで先輩たちの熱い走りを見てきたので、自分も気持ちを入れて走りたい。目標はもちろん決勝ですけど、地元記念だからって着を意識した走りというか、狙ったレースをしてもダメだと思うので。いつも通りラインを意識した走りで、一つ一つ勝ち上がっていけるように。大垣G3とか裏G3は何度か決勝に乗れているんですけど、S班がいる記念で決勝に乗ったことがまだないので。地元でそれが達成できるように精一杯頑張ります」

 松浦悠士(98期・広島)はグランプリを見据えて調整中だが、レースを走りながら感覚を研ぎ澄ましていく。
 「グランプリ前でもしっかりレースを走るのが例年の流れなので。今年は地元のバンクが改修中で使えないですし、練習は基本的に街道なので。防府に行って練習できたとしてもサンサンなので。グランプリの前にしっかりと400バンクで感覚をつかみたいっていうのもありますし。競輪祭は終わってみれば85%くらいだったのかなって。長丁場の戦いですし、走りながら疲労だったり体へのダメージも残りますしいい日とそうじゃない日もあったのかなって。グランプリに向けて100%まで上げられるように」 
 
 71周年大会覇者の守澤太志(96期・秋田)は競輪祭で敗れてしまい、3年間守っていたS班の座から陥落してしまうが、すでに来年を見据えた戦い始まっている。
 「競輪祭は悔しかったですけど、これでダメなら仕方ないなっていうくらい自分の中では仕上がっていたので。やれることはやったので仕方ないですね。来年からはF1も走りますし、7車立ても走る機会がある。もちろん、目標がいれば任せますけど、誰もいなければタテ脚を出す準備もしていかないと。S班に上がれた年のF1シリーズは隙があればと思って逃げたりまくったりもしていましたし。自力に戻すことは絶対ないですけど、与えられた中で戦っていかないといけないので。今回は新田君と一緒なのでしっかり番手でサポートできるように。来年は1班になりますし、早いうちに競輪祭の権利も獲っておきたい。最近は記念でも決勝に乗れていないので、今回は決勝に乗って3着以内に入れるように頑張りたい」

細川和輝記者

2023年12月6日 16時35分

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