地元唯一の勝ち上がりとなった大塚健一郎が奮闘 ~別府競輪場~

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大塚健一郎
闘志をむき出しに決勝進出を目指す
3年ぶりの地元記念で決勝進出を目指す

 12月8日(金)に別府競輪場で開設73周年記念オランダ王国友好杯のシリーズ2日目が行われた。地元から唯一、準決勝に勝ち上がったのはベテランの大塚健一郎(82期・大分)のみで、勝負の準決勝は北津留翼に前を託して決勝進出を目指す。
 
 前検日から気持ちの入っていた大塚健一郎は「体の部分でGIで足りないと感じたところのアタリをつけてきた。やれることはやってきたんで、あとはやるだけです。とにかく(自分)らしく、全面に自分を出していきたい。(地元記念の)ここは1年間自分がやってきたことの答え合わせだと思っている」と今節に賭ける想いを語っており、一次予選を1着で突破したあとには「今日が前検日だと思ってあと3日頑張ります」と高ぶる気持ちを押さえていた。
 二次予選は目標の松本秀之介が坂井洋にまくられてしまったが、冷静に迎え入れてから直線で抜け出しての3着で準決勝の切符をつかんだ。
 「勝負所で坂井君を後方に置きたかった。3車の利を活かすにはそれがベストだと思ったので。脚使わずに位置は取れたと思う。ペース配分とかは松本君に任せていたので。坂井君のスピードが良かったし、止められないと思った。あとは松本とゴール勝負と思いました。後輩がアクシデントで落車したので複雑ですけど…。後味は悪いんですけど、前と後ろに助けられて
いる感じですね」
 9レースに登場した小岩大介が6着に敗れてまさかの二次予選敗退となり、地元で準決に勝ち上がれたのはただ一人に。誰よりも強い想いで地元記念に臨んでいる大塚健一郎が後輩たちの気持ちも背負って決勝進出を目指す。


 

細川和輝記者

2023年12月8日 18時40分

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