大塚健一郎が節目の400勝を達成! ~青森競輪場~

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大塚健一郎
節目の400勝を達成して胸をなでおろす
長かった節目の1勝を噛みしめて…

 青森競輪場で開催中の第4回施設整備等支援競輪『縄文小牧野杯』。4月29日のシリーズ2日目、5レースで大塚健一郎(大分・82期)が節目となる400勝を達成。初連係の久田裕也(徳島・117期)を目標に抜け出して同県の大野悟郎とワンツー決着。

 大塚は、今年の初戦となった松山F1シリーズで決勝進出と、いいスタートを切ったと思われたが、続く高松記念の2日目に落車滑入。復帰戦となった大垣記念の最終日に勝利を手にしたが、体は思うように動かなかった。前橋、別府のF1では未勝利のまま、久留米を頭痛により欠場。今シリーズから復帰戦だった。
 
 「ちょっと長かったっすね…。怪我には慣れっこだと思っていたんですけどね。今まで骨を何本折ってきたかなんて覚えていないですし、年齢とともに巧くいかなくなってきていますね。高松で落車して肋骨を骨折して、復帰が早すぎたかもっていうのもあって、セッティングもなかなかでなくて…。あと1勝って言わるのも苦しくて、自分の中でも足枷になっていたっていうか、プレッシャーもありました。チャンスをいただいていたのに…。(高校の後輩の)阿部将大君だったりを付けてもらったのに抜き損じたりしていましたし、少し苦しかったですね。でもとにかく400勝できて良かったです。どの1勝も嬉しかったですし、ずっと一つ一つ頑張ってきた結果だと思います」

 過去には2度の骨盤骨折を経験しながらも、常に自らを奮い立たせて白星を積み重ねてきた大塚。2020年の競輪祭以来、特別競輪の舞台からは遠ざかってしまっているが、再び大舞台に戻る日を目指して歩みを止めることはない。

細川和輝記者

2022年4月29日 13時14分

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