準決勝は地元の高橋築を背に奮起

　6月22日に京王閣競輪場でF1ナイターシリーズの初日が開催された。予選のメイン11Rには今売り出し中の篠田幸希（群馬・123期）が登場。レースは自らスタートを出て前受けすると、久木原洋－芦澤大輔を背に果敢な突っ張り策を披露し、逃げ切りで白星スタートを決めた。

　「（初日は）突っ張ると決めていた。突っ張ってからは後ろの様子を見て、打鐘4コーナーぐらいから踏んでいった。後ろで久木原さんが車間を空けていてくれたのはわかった。前回の前橋記念に先輩から突っ張り方のアドバイスをもらってそれを生かして走れた。以前は突っ張り方が下手だったので良かったです。あと今回から新車で自分の脚質に合っている気がするし、踏めている感じもあった。いいスタートが切れたので、準決も力を出し切って頑張りたいです」

　5月の青森では3場所連続Vを飾り特別昇級を達成。S級初戦は地元の前橋記念と、いきなりグレード戦となったが、一線級を相手にも果敢な競走を披露し1勝を含むシリーズ2連対の活躍。ポテンシャルは非凡なモノを秘めており、強豪揃う今シリーズでも大物食いを果たすシーンは十分にありそうだ

• 選手詳細データ

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  篠田幸希 選手群馬・123期