大川龍二が9番手からの強襲劇 ~川崎競輪~

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大川龍二
ドラゴンポーズで記念撮影
単騎戦を選択し結果を出した

 10月11日(金)に、川崎競輪場で大阪・関西万博協賛競輪 全国都市緑化かわさきフェア開催 ~川崎市政100周年~(G3)の初日が行われた。初日特選12レースは、単騎の大川龍二(広島・91期)が最終バック最後方から直線で強襲して1着。混戦シリーズは、波乱の幕開けとなった。

 北津留翼の番手に付けることもできたが、大川は前検日のコメントで「戦法で悩んでいる部分もあるので」と、単騎戦を選択。9番手に置かれたレースの内容自体には「センスがない」と反省の弁を述べたが、最後の決め脚は強烈だった。最終バックから内のコースを進んで位置を上げると、直線は外のコースを鋭く伸びてアタマまで突き抜けた。

 「本当は中部勢にスイッチして、3番手を取りたかった。もし3番手で並ばれても、そこで勝負しようと思ってた。でも、あの位置になっちゃったんで、もうこうなったら取れる着を取るしかないと。9番手じゃ外は難しいけど、詰まれば(内から)いけるところまでいって、コースを見極めようと。闇雲に内に突っ込んだわけじゃなくて、ある程度、内に行く選手と、外に行く選手を想定しながら入っていきました。組み立てが悪かったなりに、良い着は取れたので、悪くはないと思います」

 二次予選は、岡山勢を後ろに従えてライン3車の前回り。「ラインがある時に今日(初日)の組み立てをやったらだめ。ライン全員にチャンスのある位置を取って仕掛けたい」。今度は自身の納得のいくレースで勝ち切る。

熊谷洋祐記者

2024年10月11日 18時40分

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