大川龍二がG1初勝利 ~第77回日本選手権~

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大川龍二
G1でもいつもの“龍”のポーズ
デビュー17年目でのG1初勝利

 平塚競輪場で開催されている「第77回日本選手権競輪(G1)」は、5月3日に2日目が行われた。初日に一次予選を敗退した大川龍二(広島・91期・S1)だったが、3レースの一般戦では7番手からのまくりで1着。G1初出場の今シリーズで、うれしいビッグ初白星を挙げた。

 「なんとかKEIRIN.JPのプロフィール欄の特別競輪の(初勝利を)穴を埋められました」
 06年7月のデビューから17年目で、初めてのGI出場キップをつかみとった。17年の後期からはS級にも定着。30歳を過ぎてから地道な努力を重ねて、この舞台にたどり着いた。
 「昨日(初日)もそうだし、今日もスタートの位置取りとかの集中力、こだわりが(G1だと)ちょっと違いますね。G1だなっていうのを感じながら、脚はたまり切ってはないけど。少しでもたまっている分を出さないとっていうのがありました。(まくって行った時は)頼みますって、自分にお願いする感じでした」
 後方には置かれたものの、最終2コーナーからのまくりで前団をのみ込んだ。
 「客観的にいうと(G1で初めての1着は)取れたっていう驚きが強い。今回1勝したかった。おごらず次の目標は寝ながら考えていきたい(笑)」
 天狗になることもなく、大舞台でもいつも通りのスマイル。大川はこれからもマイペースで歩んでいく。

竹内祥郎記者

2023年5月3日 13時18分

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