単騎の秋本耀太郎が一発狙う ~京王閣競輪場~

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秋本耀太郎
「上でしっかり戦いたいと思っているし、自力で力をつけていきたい」
決勝は積極型が揃い激戦必至

 6月17日に京王閣競輪場でFⅡミッドナイトシリーズの2日目が開催された。8RにはA級1、2班戦の準決勝が行われて、優勝候補の一角を担う秋本耀太郎(栃木・117期)が登場。レースは栗本武典との2分戦となり、赤板では秋本が一旦突っ張るも、栗本が打鐘4角で巻き返し裸逃げ。番手にハマった秋本はゴール前で抜け出し、1着で決勝進出を決めた。

 「(栗本は)見えていたので、合わせられれば良かったんですけど。もっと早めに行くべきだったし、結果は良かったけど(脚が)ともなっていない。初日も(打鐘先行で)確定板には残れないとダメだし、彼(木村佑来)の方が一枚も二枚も上。今は上でしっかり戦いたいと思っているし、自力で力をつけていきたいと思っています。ウエイトを始めて前回の福井は良かった。もっとエンジンをでかくしていかないと。競輪以外にも古武術を初めて、前に出るタイミングとかも落ち着いて出れるようになってきた。眞杉(匠)と併走周回とかをやるようになって、引かない気持ちも身についてきた。決勝は一人になるけど、単騎は好きだし、自力で一発狙います。前回の京王閣も決勝は単騎でその時は失敗した。そのぶんも頑張りたいし、胸を借りるつもりで走ります」

 決勝は木村佑来、山田駿斗、稲毛知也による3分戦。積極型が揃っただけに、壮絶な踏み合いに発展する可能性も高く、単騎の秋本が一撃決めるシーンも十分にありそうだ。

髙野航記者

2025年6月18日 01時01分

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