第67回朝日新聞社杯競輪祭が開幕 ~小倉競輪場~
賞金ランク10位の松本貴治と11位の新山響平が初日から激突
11月19日に小倉競輪場を舞台に『第67回朝日新聞社杯競輪祭』が幕を開ける。今年最後のG1タイトル争いはもちろんのこと、今年もグランプリ出場をかけた賞金バトルが激しさを増している。初日に注目したいのは9レースで、賞金ランク10位につけている松本貴治(愛媛・111期)と11位の新山響平(青森・107期)が火花を散らす。
松本は10月に前橋で行われた寛仁親王牌で準優勝となり、 2171万円を加算して賞金ランキングを大きく押し上げて競輪祭を迎える。賞金ランク9位の深谷知広とは約500万差で、今シリーズは決勝進出が最低限のノルマとなりそう。6日間という長丁場となるが、一走入魂の想いで最終日まで夢をつなげたいところだろう。
「(賞金ランキング10位で)周りに(グランプリ出場のことを)言われますね。でも、いつも通りですし、一戦、一戦、頑張ります。充実はしています。自転車のセッティングや、練習を考えてやっているのがいいのかなと。状態は変わりないです。練習とケアはしっかりできた。松山はバンクが使えないので街道でもがいている。(グランプリの出場権を得るためには)決勝に乗らないことには話にならないと思いますけど、まずは予選をしっかりと戦っていきたい。(突っ張り先行を得意としている新山が対戦相手にいるが)車番もいいですし、しっかりと考えて組み立てたい」
10月の松阪記念で今年初優勝を達成した新山響平。寛仁親王牌、小田原記念と決勝進出を逃してしまい賞金加算は思うようにできなかったものの、強い気持ちで最後のタイトル争いに加わる。小倉バンクは2022年に初めてG1タイトルをつかんだバンクで、ここ3年間は一次予選1、一次予選2でしっかりとポイントを積み重ねダイヤモンドレースに勝ち進んでいる。相性良い舞台でラストチャンスに賭ける。
「(グランプリ出場は)優勝するしかないと思っている。今年は体調を崩す場面があって体のコントロールができていなかった。(脚力は)あまり変わっていないのでレベルアップをしたい。S取りからの戦法の幅を広げていきたいですね。自分の脚質を生かして走っていければ。小倉は雨、風がないので自分の世界に入りやすくていいと思いますね。結構、ダイヤモンドレースを走らせてもらっていると思います。まずはしっかりと決勝に乗れるように。(グランプリの出場権を得るために)レーススタイルを変えてまではっていう気持ちはありますし、自分のレースを貫いて、結果を出せるように頑張りたいですね」
2025年11月18日 17時33分
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選手詳細データ
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松本貴治 選手愛媛・111期 -
新山響平 選手青森・107期