新山響平が会心の逃げ切り ~広島競輪場~

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新山響平
新フレームで手応えを得た
別線を寄せ付けない走り

 12月21日に広島競輪場で開設73周年記念『ひろしまピースカップ』の2日目が行われた。初日とはバンク状況が変わり、出走した選手が「風が強かった」と口をそろえ、重くて先行屋泣かせのコンディションになった。その中で、新山響平が2日目唯一の逃げ切りを披露し、S班の実力を見せつけた。

 「諸橋さんが前を取ってくれたので、全部突っ張ろうと。カカリはまずまずですかね。黒瀬君の仕掛けが早くて最後は少しタレた。もうちょっと落ち着いて仕掛けられれば良かったですね。福永君の仕掛けも遅くなると思ったし、もう少しためても良かったかも」

 前検日には「S班は守ってきたという形になってしまったが、来年からは攻めていきたい」と語っており、前回の佐世保記念からは来年に向けて新車を投入していた。

「ほんの少し自転車をいじって良くなっている。あとは疲れを取って、準決も強い気持ちで臨みたい」と、S班の赤パンで走る残り2走も気迫の走りを披露してくれそうだ。

小山裕哉記者

2025年12月21日 19時30分

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