新年初戦を彩る115期の2人 ~取手競輪場~
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競輪ファンのみなさま、新年明けましておめでとうございます。
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元旦から全国各地でモーニング、通常開催、ナイター、ミッドナイトの計8場所が開催されています。
その中から、取手競輪場で取材をしている池端記者が、将来性豊かな115期二人を4ピックアップしています。
1月1日から取手競輪場でF2ガールズ戦が行われる。1、2班の中で、勢いのある115期の2名が意気込みを語ってくれた。
佐世保記念の最終日に行われたレインボーチャレンジファイナルで3着に入り、特別昇班を決めた小原丈一郎選手(青森・115期)は10Rに登場する。和歌山、防府と早くも2場所を走り予選は連勝中。それでも「1、2班ではもうちょっと戦えるのかなと思っていたけど、周りのみんなが強くて自分の走りをなかなかさせてもらえず、レースが難しい」と2場所を振り返り悔しさを滲ませる。「冬期移動先の競輪学校で守澤(太志)さんや、嵯峨(昇喜郎)君などS級上位で活躍している人たちと一緒に練習させてもらっている」と現在の練習環境は抜群で、着実にレベルアップしている。今開催の取手に関しては「チャレンジ時代に優勝しているので良い印象ですね」と笑顔を見せ、同期の山口聖矢選手に対しては「(勝ち上がって)山口君との同期対決になれば意識すると思う。とりあえず、決勝に上がって一緒に戦いたいですね」と決勝での対戦を熱望。予選は通過点の青森の新鋭レーサーが元日から大暴れしてくれそうだ。
解説でもお馴染みの山口幸二氏の長男でもある山口聖矢選手(岐阜・115期)は1、2班初戦で予選のメイン11Rを担う。9連勝で特別昇班を決めたが、「まさか特昇できるとは思っていなかったので自分でもびっくりしています」と特別昇班までの道のりを振り返る。「9車立は緊張しますね。ダイジェストとかを見て勉強はしてきました。父からは何も言われていないけど、たまにレースで慌ててしまうことがあるので、師匠(山口富生68期)や先輩方には落ち着いて走れよと言われました(笑)。あと、取手は走りやすいバンクだとも言われたので、指定練習でバンクの特徴などを確かめたいと思っています」と的確なアドバイスを受けており、自身でもバンク特性を把握するべく、指定練習ではじっくりと乗り込んでいた。勝ち上がれば対戦が望まれる小原丈一郎選手に関しては「(小原君は)学校時代から強かった。対戦することがあれば、負けないように走りたいけど、自分は1、2班の初戦なので、少しでも早くレースに慣れたいですね」と意識しつつもまずは昇班初戦に集中している。チャレンジでは持ち前のダッシュを生かしたまくりが多かったが、「(1、2班でも)メンバーを見て勝てるレースをしたい」と戦法にはこだわらずに、展開に応じた仕掛けで勝利に重点を置くようで、新年一発目からスピード溢れる走りで予選メインに恥じないレースに期待したい。
2019年1月1日 14時51分
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選手詳細データ
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小原丈一郎 選手青森・115期
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山口聖矢 選手岐阜・115期