最後のタイトルは譲れない!!平原康多 ~四日市競輪場~

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平原康多
3年ぶり4度目の競輪祭Vへ迷いは消えた
グランプリへの道を切り開く

 今年も残されたG1タイトルは『競輪祭』のみ。勢いある中四国地区の若手の台頭や、郡司浩平を中心に層の厚みを増している南関勢の活躍でグランプリ出場権をかけた賞金争いは例年以上にヒートアップ。11月7日現在、賞金ランク8位とグランプリ出場権を賭けてまさにボーダー上にいる平原康多(埼玉・87期)の胸中を探る。
 「毎年この時期になると賞金のことを聞かれますけど、自分としてはそこまで気にしていないというか。やっぱりタイトルを獲った先がグランプリだと思っているので。今回(四日市記念)を含めて競輪祭の最後までしっかりと戦うだけ」と周囲の雑音はシャットアウト。相性良い大会で結果を出すのみと腹を括っている。
 「競輪祭は思い入れがあるというかゲンのいい大会。あれ(武田豊樹との2014年から3年連続ワンツー)は本当に奇跡。もう一回やれって言われても簡単じゃないですよ。今、その武田(豊樹)さんが落車で苦しんでいるので、自分達はその分も頑張らないといけない」と盟友の思いも背負いラストチャンスに賭ける。
 「前橋(寛仁親王牌)で試したフレームは結果的に攻め過ぎましたね。今後の競輪人生でもうほぼ使うことはないというか使いこなせないと思う。でも前回の京王閣でフレームを戻して感覚も掴めた。今回(四日市記念)も同じフレームで次の競輪祭も98%このままで。試したいことを試して迷いはなくなった。あとは結果を出すだけですから」 

細川和輝記者

2019年11月7日 22時16分

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