寺崎浩平に続き最短でチャレンジ卒業

　早期卒業でデビューした菊池岳仁（長野・117期）が、2月9日の宇都宮チャレンジ決勝戦で3場所連続の完全優勝を遂げ、A級2班への特別昇班を決めた。同期の寺崎浩平（福井・117期)は2月6日の四日市で一足先に9連勝を決めており、両者ともにデビュー以来、無傷で次のステージに挑む。

　菊池はデビュー場所の岐阜、続く京王閣と負け知らずの6連勝で宇都宮シリーズを迎え、初日は先行、準決勝はまくりで王手をかけていた。最終日の決勝は打鐘で始動すると4コーナーから一気に踏み上げて先制。グングンとスピードを上げて後続を突き放す圧勝劇で9連勝を決めた。

　「昨日より緊張したけど、絶対に今日で決めようと思っていました。（初手は）後方かと思ったら中団になったけど、焦らずに行こうと。絶対に押さえにくるだろうと思ったので、その上を行くつもりでした」と冷静な組み立てと、圧倒的な脚力を見せ付けた。「この後も9連勝して、（同期の）みんながデビューするまでにS級に上がりたいです」と見据えるのはS級への最短昇級のみ。A級1、2班戦でも勢いは止まりそうになく、連勝がどこまで続くのか見ものだ。

• 選手詳細データ

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  菊池岳仁 選手長野・117期