一番時計出した阿部架惟都がさらに進化!? ~大宮競輪場~

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阿部架惟都
悩みが消え、すっきりした表情を見せる
頼れる先輩のおかげで確かな手ごたえに

 4月2日(金)に初日が行われた大宮F1ガールズシリーズ。S級を含めて、一番時計を叩き出したのはA級の阿部架惟都(宮城・115期)だった。

 しかし、阿部がレース後に検車場に引き揚げてきた時の表情はけっして明るいものではなかった。
 「全然、自転車がしっくりこないんですよね。今回あっせんが一緒の和田(圭)さんのフレームを使っていて、練習ではスピードも出たしかなり良かった。ただ、そこからセッティングをいじったらしっくりこなくて。レース後、和田さんにも『練習通りの走りをしてみろよ』と言われたが…。もともと使っていたフレームも持ってきていて、セッティングを戻すか、さらにセッティングをいじるか、フレームを戻すか。この3択があるので明日のレースまで悩んでみます」と悩みを吐露しクールダウンへ。

 しばらくセッティングをいじるもなかなかアタリが出ないまま時間が過ぎていったが、答えが出たのは頼りになる先輩の手からだった。
 「會澤(龍)さんがみてくれて、そしたらしっくりきた。初日は不安があって競走に臨んだが、もうすっきりした」と表情はようやく晴れやかに。

 準決勝は5レース(12時40分発走予定)に登場し、セッティングを出してくれた會澤に任されてのレースになった。
 「會澤さんに任されるのは2回目。前回は自分が強引に出たが、會澤さんが3着で自分は4着に。前回のレースを踏まえた走りをしたい」と今度こそワンツーを決めて、レースで恩返しだ。

角田祐馬記者

2021年4月2日 18時35分

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