憧れている眞杉匠仕様のフレームに乗り換えて一変

　10月6日（木）から青森競輪場で開催されるミッドナイトガールズF2のA級初日特選を走る阿部架惟都（宮城・115期）は自信たっぷりに前検日入り。スピードある池野健太や藤井準也が相手でも怯んだ様子は一切なし。持ち前の航続距離の長さを生かした仕掛けで別線攻略を目指す。
　
　自信の裏には前回から換えた新車に秘密があるようで、「実は眞杉匠さんのフレームを丸パクリして作ったんです」と不敵に笑う。眞杉は113期で期別も違い、学年も一つ上だが意外な所でつながっていた。「結構、前に秋本（耀太郎）さんに顔が似てるよね？っていじられるようになったんですけど、そこから話をさせてもらうようになって。もともと眞杉さんのことはリスペクトしていましたし、身長も同じくらいなので、次に作るとしたら眞杉さんの真似をしようと思っていて。今年の初めくらいに頼んでいたのがようやく出来上がってきたんです」と嬉しそうに話を続ける。「前回の初日は打鐘から逃げて2着に粘れているし、まくりの出も凄く良かったです。決勝は差されて2着でしたけど、これならいけそうっていう感覚をつかめました。踏み出しはちょっと重いんですけど、どんどん伸びていく感じですね」。

　昨年はS級に初挑戦するも力及ばず今期から一年ぶりのA級に降格した阿部ではあるが、憧れの〝眞杉フレーム〟で再起を誓い、今シリーズも初日から存在感を示す。

• 選手詳細データ

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  阿部架惟都 選手宮城・115期