京王閣競輪場を舞台に開催さている「第75回日本選手権競輪（G1）」は、5月7日に4日目を迎えた。デビュー11年目でこのダービーがG1初出場となった川口公太朗（岐阜・98期）は、今シリーズ3走目となる5レースで谷口遼平を目標にシャープに伸びてビッグ初勝利を遂げた。
　「（G1初勝利は）めちゃくちゃうれしい。1着を取りたい気持ちもあるけど、まずはラインで決められるように、自分の仕事をしっかりとできるようにっていうのがありました。（弟の聖二が）4レースで走ったんで、自分も頑張ろうと。自分も付いていくのに必死だったけど、昨日（3日目）1着が取れなかったぶんもあるし、笠松（信幸）さんもいたんで、強めに踏ませてもらいました。G1はピリピリしているなかで和気あいあいもしてるんで、いろいろ知ることができて自分にはすごくプラスです」
　昨年すでにG1勝利を経験している弟、聖二（岐阜・103期）は4レースで見せ場をつくるも3着。その走りに感化されてのG1初勝利。兄弟仲がいいことでも有名な2人のG1ストーリーは、まだ序章に過ぎない。

• 選手詳細データ

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  川口公太朗 選手岐阜・98期