平原啓多が久々の自力戦 ~青森競輪~

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平原啓多
偉大な兄の背中を追う
偉大な兄を参考にして

 ¥JOY×プロスポーツ杯が7月20日(火)に開幕。初日に1着スタートを決めた平原啓多(埼玉・97期)の伸びは目を引いた。

 目標の山田雄大が後手を踏む展開。山田が外に膨らんだ煽りを受けて平原も外に浮き、普通なら山田と共倒れになる大ピンチの展開。しかしながら、そこから鋭く伸びて1着まで突き抜けた。「3コーナーで外を踏んで失敗した。俺もぴらんじゃう(外に浮く)じゃんと。(届いているので)調子は大丈夫」と振り返る。
 欠場明けの5月松阪から5場所で8勝、4度の優出と成績は右肩上がり。好調の要因をこう説明する。「兄貴(康多)とは身長が一緒でセッティングやフォームと何から何まで真似をしている。昨年の終わりからバンク練習をするようになって手応えをつかめてきた。バンクに入れば兄貴や、同級生の(宿口)陽一と練習をすることもある」。初のタイトルを手にした同級生から刺激を受け、偉大な兄の背中を追う。準決勝は自力での戦いとなり「自力の練習もしているし、スピードも前より出ている。レースで自力を出していない分、自信はそれほどでも」と言うが、一発の期待は膨らむばかりだ。
 
 平原の出走する8Rは23時10分発走予定。エンジョイサイトでの投票締め切り予定時刻は発走の5分前を予定しております。

熊谷洋祐記者

2021年7月21日 00時57分

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