平原啓多は選手人生一番のデキ ~大宮競輪場~

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平原啓多
地元で決勝進出へ。準決勝一番の激戦区に挑む
兄・康多を模倣し急成長

 大宮競輪場で22日(日)からスタートしたF2ガールズシリーズ。初日の10レースでは地元の平原啓多(97期・埼玉)が上川直紀のまくりをとらえて2車単120円の1番人気に応えた。

 平原は康多(87期)の弟としてデビューから注目を集めたがS級の壁を破れず今年で11年目を迎えた。しかし、前期の末から成績急上昇し今期も好調をキープ。『A級で平原康多が走っている』と評されることもファンの間では増えてきた。急成長を遂げたきっかけを聞くと「デビューして何年も経ったが今が1番気持ちが入っている。練習環境も良くて後輩も走りが良くなっているが、何といっても、宿口陽一さんの存在。いきなりステップアップし過ぎですけどね。自分も点数が上がってきて気持ちが入るようになり、それでまた点数が上がる好循環。今は何から何まで(兄の)マネをしている。前までは自分の解釈も取り入れていたりしていたが、それを取り除いたら良くなった」と笑顔をみせた。

 初のS級点確保もみえてきたが「まだ今期優勝をしていないので。まずは優勝するところから」と気を引き締める。準決勝は12レースを出走。再び上川との連係で、シリーズリーダーの渡邉豪大に挑む。「上川君が初日のように仕掛けてくれればチャンスはある」と地元での決勝進出へ集中を高め臨む。

角田祐馬記者

2021年8月22日 18時25分

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