無欲で未知なるステージに挑戦する

　8月13日（金）にいわき平競輪場で行われた第64回オールスター競輪のシリーズ4日目の7Ｒで地元の渡部幸訓（89期・福島）が嬉しいG1初勝利。1走目、2走目とソツのない立ち回りで2次予選に駒を進め、長島大介の仕掛けに乗って鮮やかな強襲劇を披露した。
　
　「長島君は勢いもあって強いのでチャンスはあると思っていました。道中は余裕はなかったですけど、踏んでくれたおかげ。自分でもあそこまで伸びてビックリ（笑）3走した中で今日が一番良かったですね。初勝利の味ですか？　なんかG3を優勝したときもそうだったんですけど、あれ獲っちゃったって感じで不思議な感じですね」
　
　シリーズ5日目は自身初となるG1準決勝の舞台。決して背伸びをせず、無欲で未知なるステージに挑戦する。
　「さすがにG1の準決でまぐれは通用しないと思っているので。自分の立ち位置もわかっているつもりですし、与えられた位置で頑張るだけですね。無観客は残念ですけど、お客さんが入っていたら入っていたで緊張していたかもですね。それはそれで自分の力になるのでありがたいんですけどね。準決で自分の力がどのくらい通用するのか試したいですね」

• 選手詳細データ

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  渡部幸訓 選手福島・89期