内藤秀久が節目の200勝を達成 ~佐世保競輪~

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内藤秀久
〝内藤ポーズ〟と200勝を表すピースサインを決めて写真撮影に応じた
新車を投入して不安払拭の勝利

 5月28日(土)に幕を開けた全プロ記念競輪の初日7レースで内藤秀久(神奈川・89期)が節目の200勝を達成した。人気を集めたのは取鳥雄吾を目標にレースを運んだ中本匠栄だったが、道中で取鳥が長島大介にフタをされて後方に置かれる苦しい展開に。小松崎大地が判断良く打鐘から叩いて出ると、番手でリードしていた内藤秀久が巧く援護しながら直線で鋭く抜け出した。
 
 「そうでしたね。200勝でしたね。忘れてました(笑)。スタートは小松崎君が欲しいだろうなって位置を取ってって感じで。一回(最終バックで取鳥を)スルーしたように見えたかもしれないですけど、自分の中ではタイミングがきていなかったというか直線だったので。いつでも(ブロックに)行ける準備はできていました。一回待ったことも稲垣(裕之)さんが来れなかった要因なのかなって思うので。今回から新車なんで、100%セッティングが出ているわけじゃないんですけど、とにかく新車なので、直進力が凄いなって。もうちょっといじればもっと良くなるかなって。体は大丈夫なので」
 
 今まで積み重ねてきた勝利の中で一番記憶に残っているレースはとの問いかけには内藤秀久らしい答えが返ってきた。
 
 「正直、僕の1着よりも、まだ自力で動いていたA級の頃に小島(壽昭)さんの前で頑張って、たしか小島さんがメモリアルを達成したと思うんですけど、そのレースですね記憶に残っているのが。いまこう考えてパッとでてきたのが。自分はなんかこう1着にこだわっていないんですかね。こだわらないとダメだと思うんですけど。明日はこだわって頑張ります」
 
 直線が短かく、3コーナーのまくりが決まりづらい先行有利な佐世保バンクは番手選手は腕の見せ所だろう。初日に節目を飾った内藤秀久が勢いそのままに2日目も強烈ブロックで別線を阻みながら、好感触を得た新車で再び鋭く突き抜けるシーンもありそう。

細川和輝記者

2022年5月28日 14時02分

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