内藤宣彦がS級最年長優勝記録を更新 ~青森競輪場~

photo-68482
内藤宣彦
いぶし銀レーサー
52歳5カ月7日での達成

 8月7日から青森競輪場でF1ナイターが開催され、9日の最終日12R決勝に登場した52歳5カ月の内藤宣彦(秋田・67期)が差し切りVを決めて、S級最年長優勝記録を更新した。これまでの記録は西川親幸(引退)の52歳4カ月で1カ月塗り替えた。内藤の優勝は今年2度目で、7月小田原S級で優勝を達成した時は西川の記録に10日及ばずだったが、僅か1カ月後に快挙を達成した。

 レースは渡邉一成-阿部拓真の北日本3番手回りで進み、前受けから下げ切った先頭の渡邉が打鐘過ぎから一気にスパートして主導権を奪った。ところが佐々木悠葵がまくり上げた際、ブロックした阿部(押し上げ失格)と2人が絡んで落車した。内藤は落車を避けて内へ進路を取ると、渡邉をゴール前で交わして突き抜けた。
 「これからは優勝する度に最高齢の更新だからね。神山(雄一郎)さんみたいに更新し続けられるように」

 ベテランの走りには多くの若手も刺激を受けているはず。次回は8月28日から開催される前橋F1シリーズに出走する。

鵜沼孝征記者

2023年8月10日 10時59分

開催情報

ページトップへ