前回失格のうっ憤を晴らす力走

　11月6日（月）に豊橋競輪場で開催されたJPF杯（FⅠ）の初日特選で、オールスター競輪覇者の眞杉匠（栃木・113期）が豪快なカマシを放って快勝した。
　
　初手の位置は根田空史が前受けで、眞杉は中団。後ろ攻めの志田龍星が眞杉にフタをして打鐘から一気に駆けていくも、眞杉は後方からすかさず巻き返して最終ホームで志田を叩き主導権を奪う。そのまま力強く風を切ってレースを支配すると、番手の山崎芳仁と3番手の大森慶一を連れ込み、堂々の押し切り勝ち。前回の京王閣記念では初日に失格しただけに、今回は3連単一番人気のライン決着でファンの支持に見事応えた。

　眞杉は8月のオールスター競輪を制してGⅠタイトルホルダーの仲間入りを果たして年末には競輪グランプリを控えているだけに、FⅠ戦では負けられない立場。2日目以降も豪快な走りで結果を出してくれることに期待したい。

• 選手詳細データ

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  眞杉匠 選手栃木・113期