西田優大を目標にV狙う室井蓮太朗 ~取手競輪場~

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室井蓮太朗
連係は初だが西田優大の番手から連続完全Vを目論む
勝てる方法を選んだ

 取手競輪場では25日にA級1、2班戦によるモーニング開催『やっぱ!オズパ!杯』が行われ、準決勝の第6レースでは室井蓮太朗(徳島・121期)が先行。後位はもつれたが逃げ切り連勝で決勝進出を決めた。

 注目は決勝の並び。室井は若い機動型であり西田優大(広島・123期)とは別線で戦うと思われたが、中四国勢は3車でまとまり3番手は日野博幸(愛媛・103期)で西田の番手は室井が回り、しかも田中洋輔(宮崎・84期)が「位置を決めて走った方が良い」と中四国勢に付け、西日本勢は4車で結束となった。
何故、室井は西田と連係するのか。聞くとこう説明する。「その時のメンバーによります。勝てると思う方法を選択しました」。西田は26歳で、室井は23歳。西田の方が年上だが、そのあたりはどうだろうか。「西田さんの方が年上だけど、年齢とかではなく西田さんの方がカマシが得意なので。僕は後輪だけをみていきます」。

 室井は現在5連勝中。来期のS級は決まっているが、今回完全Vを決め次回も完全Vで9連勝なら、少し気は早いが来期を待たずに一足早くS級に昇級できる。対戦相手の機動型である小原唯志(茨城・101期)はヨコの動きもなくはないが、カマシ鋭い西田に付けておけば小原の飛び付きを許さず番手で付いていける策を取ったのかもしれない。
色々な考えが交錯するが、とにかく決勝戦は26日の第7レース10時30分に発走予定。室井が連続完全Vを決めるか注目したい。



 

木村貴宏記者

2024年5月25日 18時10分

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