室井蓮太朗がS級に特進 ~松山競輪場~

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室井蓮太朗
期待の2世レーサーがS級の舞台に立つ

 6月17日開催の松山モーニングFⅡ最終日第7レース・A級決勝に出走した室井蓮太朗(徳島・121期)が、保田浩輔(岡山・123期)の番手から絶好の展開をモノにし優勝を手にした。5月和歌山FI、同月取手モーニングFⅡに続き3場所連続での完全優勝を達成し18日付けでS級2班への特別昇級を果たした。
 
 松山の決勝は、赤板バックから後方に置かれた保田が上昇し先行態勢に入りスピードを加速させる。保田を目標にした室井は車間を空けて援護し、吉堂将規(奈良・115期)も山本浩成(福岡・119期)も動きはなく、最終2センターで保田の加速が落ちると室井が自力に転じて、誰の反撃も許さずにそのままゴールした。
 
 室井の父はビッグでも優出していた実績がある現役S1レーサーの室井健一(徳島・69期)。養成所時代からゴールデンキャップを獲得するなど期待を背負った中、23年3月に1、2班に特班してからも今年だけで7V。1月平塚FIは完全Vでいいスタートを切った。1月小倉ナイターF1でも特昇に挑んだが、初日で大敗をしていた。2度目の挑戦で遂にS級への切符を手にした。
 

権田浩一記者

2024年6月17日 18時15分

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