準決突破へ慎重に構える神尾敬冬 ~立川競輪場~

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神尾敬冬
来期もA級3班だが目下10連続優参中と好調を維持
タイムは悪くなかった

 立川競輪場では14日から7レース制のモーニング開催が始まり初日の1レースでは神尾敬冬(静岡・123期)が逃げ切り白星発進を決めた。

 気になっていたことがある。神尾は中2日で「疲れが取れれば」と話していたが、「セッティングを探しながら」とも言っており今は試行錯誤の感じ。初日を走ってどうだったのだろうか?
「タイムとしては悪くなかったので」とある程度の感覚はつかんできたようだ。

 準決に話が及ぶと対戦する同期の岡崎陸登(愛媛・123期)に関しては「対戦するのは初めてです。岡崎さんもタイム良かったですね」と警戒を強めるが、そこだけではなかった。
もう一人の機動型・戸塚涼介(埼玉・111期)の存在だ。「戸塚さんとは以前(今年2月の京王閣準決勝)、対戦して向こうは先行型の並びのラインで僕は負けてしまった」と苦い思い出がある。
顔をしかめるが「気楽にいければ」と気持ちを切り替える。それでも準決のメンバーをしっかりメモしていた。
一筋縄ではいかない準決勝だが神尾は準備万端のはずで万全の態勢で挑む。混戦は免れないが何とか切り開くはずだ。

木村貴宏記者

2024年6月13日 16時16分

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