流れ向く堀川敬太郎が10連続優参狙う ~取手競輪場~

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堀川敬太郎
夏は苦手だが底力を発揮して準決を突破する
今期はS級点も目指す

 取手競輪場では7月31日から7レース制のモーニング開催、A級1、2班戦が行われている。初日の第6レースでは堀川敬太郎(福岡・123期)が
前受けからの突っ張り先行で番手の名川豊(福岡・99期)を振り切り逃げ切って見せた。

 堀川は初日を振り返り「別線を前に出したくなかった。自分のペースに持っていけて自分の展開に持っていった」。そこには対策もあった。
「(対戦相手の機動型の一人である)近藤(雄太・岡山・121期)はダッシュが凄い。点数以上の以上の脚は持っている。(現状の)点数ではないから。自分の嫌な展開を潰していかないと」と相当警戒しており、考えを重ねた結果での走りだったのかもしれない。

 初日は堀川からの車券が圧倒的な人気だったので「オッズを見ると具合が悪くなる」と話すが、準決は対戦相手が強くなるのは確実で少しはオッズも散らばり気持ちも和らぐだろう。
「2日目から自転車を換えます。乗り慣れたモノにする」のもプラス材料。しかも「2分戦よりもスピードを貰う3分戦の方がいい」だけに、準決は機動型の相手に栗本尚宗(千葉・113期)、佐藤譲士郎(埼玉・123期)に単騎の下野義城(愛媛・115期)もおり、堀川には良い流れになりそうだ。現在は9連続で優参中で「流れを崩したくない」と話すが現在は試したいことがあって2か月間で体重を2キロ減量中。「今期はS級点を気にしている」さらなる高みを目指す中で10連続優参を目指す。
 

木村貴宏記者

2024年7月30日 16時48分

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