若手の成長を喜ぶ香川雄介 ~高松競輪場~

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香川雄介
四半世紀以上S級1班に在籍
初日は地元のホープ石原颯とワンツー

 1月30日、高松競輪場で大阪・関西万博協賛開設74周年記念「玉藻杯争覇戦」G3が行われた。一次予選のメインでもある11レースには地元のホープ石原颯と地元の重鎮の香川雄介が連係。石原の仕掛けにしっかりと続いた香川が2着で二次予選に進出した。

 「石原が慌てることなく行けるところで行ってくれてよかった。タイミングはあれしかないとわかっていたので。記念でワンツーができてうれしいですよ。石原には練習を誘ってもらったりもするので」と50歳の香川からすると、25歳の石原はふた回り以上も年齢が違うが、ワンツーを素直に喜んだ。

 香川県には今回出場していないメンバーの他にも125期で養成所1位の遠藤拓巳ら、若手の選手が育ってきており、「上野(雅彦)、遠藤(拓巳)と若い子がいるから、俺も頑張りたいけど、厳しい(笑い)。ついているだけでめっちゃきつかった」と若手の成長を感じながら自らを鼓舞するように現状を語った。

 1999年の12月1日から25年以上も連続でS級1班に在籍している香川は輪界屈指の名選手。「それはすごいことかもしれんけど、自分ではそこまで何とも思ってない。いろんなことがあったし、ギアとか、その時、その時で対応はしてきた。まだ、もう少し頑張りたいと思っている」。

 若手との練習でも刺激を入れている香川はまだまだS級で活躍してくれそうだ。




小山裕哉記者

2025年1月30日 18時18分

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