「準決も何でもやる気持ちで頑張ります」

　11月14日に小田原競輪場で『施設整備等協賛競輪（G3）』の2日目が開催された。6Rからは二次予選が行われて、8Rには山田諒（岐阜・113期）が登場。人気は特選組の阿部将大が集めるなか、縦横無尽な競争で阿部の番手を奪うと、最後はまくって強敵撃破を果たした。

　「前から近藤（隆司）さんを突っ張っても、阿部さんに脚を使わせられないし、阿部さんに脚を使わせる形を作りたかった。（切ってから）阿部さんがワンテンポ遅く来て、スイッチが入りかけたけど、落ち着けた。田中（誠）さんがいないのは分かったけど、ああいう展開になったら番手に行くと決めていたので、そこで勝負しました。一発でどかせればよかったけど、原井（博斗）さんも上の方を走っていたし、難しかった。直線での併走はめちゃくちゃ得意なんで、そこは自信がありました。阿部さんが流してたし、仕掛けたけど合わされた。下りでギリギリ抜けましたね。昨日（初日）はめちゃくちゃ寒かったけど、今日は暖かくて体も動いた。昨日よりはかなり良いです」

　前検日には「今年はまだG3の初日を突破できていないんです」と弱気の発言をしていた山田だが、鬼門となる一次予選を突破すると、二次予選は見事1着でクリア。動き自体も良好なだけに、裏開催の今シリーズなら一気に飛躍する可能性も十分だ。

• 選手詳細データ

• 
  山田諒 選手岐阜・113期