決勝はG1初出場が決まった新鋭の激突 ~川崎競輪場~

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山田諒
初日特選の借りを返すべく集中
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脇本勇希
オールスターでは兄・雄太との出走に注目が集まる
推薦枠でオールスター出場に気を引き締める

 6月23日(水)に川崎競輪場で、F1ガールズシリーズのS級決勝戦が行われる。

 注目は21日に発表された「第64回オールスター競輪(G1)」で推薦枠で選出されて、G1初出場が決まった2人だ。
 1人目は山田諒(岐阜・113期)で「オールスターが決まったのは嬉しい。あと1ヶ月で力を付けないと」と喜んだが「でも今は吉田さんとの連係があるので」と決勝へ気持ちを切り替えている。初日特選での連係では分断されて共倒れに終わっただけに、すぐさま訪れたリベンジのチャンスに燃えている。
 「吉田さんには一番世話になっている。初日は自分に腹が立つ走りをしてしまったので、初日の分も頑張りたい。吉田さんは調子が良さそうなのに、前を回してもらえるので」。

 2人目は脇本勇希(福井・115期)。準決勝では柿澤大貴に先行を許すと、まくり切れず3着で決勝進出がやっとの内容に「オールスター出場を知って気持ちが入ったのに、変な気持ちだったみたいで。変にワンツーを決めようと考えてしまい…」とレース後はうつむいた。「自在選手とはいえ、G1に出ている人を簡単に先行させてはダメですね。恥ずかしくないようにもっと練習します」と自身がこれから挑む舞台のレベルの高さを痛感。決勝は二段駆け態勢の中部勢を相手に「単騎の2人もいるし、自分が腹を決めて仕掛ければチャンスがでてくる」と攻めのレースを目指す。

角田祐馬記者

2021年6月22日 18時55分

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