「三山王冠争奪戦」の決勝メンバーが決定 ~前橋競輪場~

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清水裕友
今年初の記念Vへ視界は良好
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脇本勇希
初の記念決勝で力を出し切る
清水裕友がオール連対の勝ち上がり

 ナイターのG3シリーズ、前橋競輪場開設71周年記念「三山王冠争奪戦」は5月22日に3日目が行われた。準決勝3個レースをメインに熱戦が繰り広げられた。激戦を勝ち抜いた9名による決勝戦は23日の最終12レースで争われる。注目の並びは以下の通り。

①清水裕友-⑨小倉竜二

⑥脇本勇希-②東口善朋

⑧渡邉雄太-③海老根恵太

⑦竹内雄作-④吉田敏洋

⑤阿部力也(単騎)

 今シリーズは清水裕友(山口・105期)の強さが際立っている。3走、すべてバックを取る走りを披露。二次予選、準決勝は小倉竜二(徳島・77期)に逆転されたが、先行策で2着に粘った。
 「状態は問題ないんですが、(準決勝は)レースがハードでした。体はしっかり動けているけど、距離が距離なんでキツかったです。後ろが小倉さんなので、残してもらった感じ。もう少し流れに乗って走りたいですね。決勝は細切れなんで、考えすぎずに体の動くままに走りたいと思います」
 三度、信頼できる小倉の前で豪快スパートを決める。今年の記念初優勝は目前だ。

 脇本勇希(福井・115期)は準決勝10レースで最後方からの大まくりで高配当を演出。記念初優出を果たした。
 「相笠(翔太)さんがやる気満々で下げて中団が取れそうだったんですが、取れずに後ろまで下げて一発を狙いました。自分はもうないかなって思ったんですが、後ろで脚がたまっていくのが分かりました。踏めていたし、まさかまくりで1着を取れるとは思わなかったです。(記念は)準決勝も初めてだったのに決勝に乗れるとは。すごいうれしいです。思い出だけで終わらないように、決勝もちゃんといい走りがしたいです」
 初の記念決勝はチャレンジャー精神で挑むのみ。先行策で見せ場演出だ。

 今シリーズは無観客での開催となっています。テレビ、インターネット中継などでの観戦をお楽しみください。

笠原裕明記者

2021年5月22日 23時19分

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