防府競輪開設75周年記念『周防国府杯争奪戦』が開幕 ~防府競輪場~

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清水裕友
清水(右)が太田(左)選手と力を合わせて別線を迎え撃つ
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國村洋
師匠の國村選手は予備から繰り上がり急遽参戦する
地元の絶対的エースが前人未到の7連覇を目指す

 11月1日からバンク改修を経てリニューアルした防府競輪場で開設75周年記念『周防国杯争奪戦』が幕を開ける。なんといっても大会6連覇中の清水裕友(山口・105期)が話題の中心で、7連覇を目指して初日から存在感を放つ。
 
 「やっぱりよそでは味わえない緊張感がありますね」。昨年はバンク改修のため玉野競輪場を借りて大会が開催されたが、今年は2年ぶりに地元バンクで行われる。新しくなったバンクの特性はすでに把握済みで、初日からハイパフォーマンスを披露する。
 「(メインスタンドの裏側に)公園ができたり、子供たちが遊べるところもできたので。普段の練習でも頑張れって声を掛けてくれたりしますね。競輪場じゃない感覚というか、ここでしかない感覚ですよね。4コーナーと1コーナーの建物がなくなったので、以前よりも風が入りこんでくる感じですね。ウォークトップも塗り替えましたけど、乗り味的には以前と変わらないと思います。(7連覇に関しては)周りから言われる分にはなんとも思っていないですね。自分自身、そこを目指してきていますし。まあでも地元記念は毎回獲りたいと思ってきているので。それがたまたま結果として6回続いただけ。今年も同じ気持ちで優勝できれば。直前に(太田)海也と一緒に練習をしたんですけど、スピードが二枚も三枚も上でした。まずは離れんように集中したい。連係自体は去年の競輪祭以来だと思うんですけど、そのときは失敗しているので今度こそ決めたいですね」
 
 師匠の國村洋(山口・80期)は予備で待機していたが、前検日に欠場があり初日から繰り上がって初日から参戦することに。愛弟子を陰でサポートしながら師弟で偉業達成に挑む。
 「自分は予備だったので、もしかしたら走るかもなって一応は心の準備と自転車の準備としていたんですけど、前検日の朝10:00に連絡がきて、えっつ??って感じでした。でも走らせてもらえるからには頑張りたいですね。裕友は僕が『調子はどうなん?』って聞いても『ボチボチですかね(苦笑)』って心にも思ってもいないようなことしか言わないタイプなんで心配はしてないですよ。落車明けだった弥彦はどうかなっていうのはありましたけど。準決勝とか見てていつもの裕友だったら仕掛けていたよなっていうレースはありましたけど、そこは本人が一番わかっていると思う。僕の方からそんな野暮ったいことは言わないですよ。たぶん(7連覇を)やってくれると思うので。自分もしっかりラインに迷惑をかけないように初日から頑張りたいですね」
 
 

細川和輝記者

2024年10月31日 16時31分

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