清水裕友が『スーパープロピストレーサー賞』を制す ~高知競輪場~

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清水裕友
賞金ボードを高々と掲げてポーズを決める
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直線で外と中を迫る荒井選手と寺崎選手を振り切ってゴール
ラインの絆で別線を阻みゴール線を駆け抜けた

 5月26日(日)に高知競輪場で行われた『2024年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪』最終日の最終12レースで『スーパープロピストレーサー賞』が行われ、清水裕友(105期・山口)が犬伏湧也をリードして最終2センター付近から力強く踏み込んでゴール線を一番に駆け抜けた。

  号砲とともに深谷知広が勢い良く飛び出して南関勢が正攻法に構える。松浦裕士が車番を生かして中団取りに成功すると犬伏湧也-清水裕友を迎え入れる。単騎の荒井崇博は中四国ラインの後ろで周回を重ねる。後ろ攻めとなった寺崎浩平は赤板過ぎ1センターから動き出すと、単騎の荒井が脇本雄太の後ろへとスイッチ。犬伏は荒井に切り替えていきながら打鐘過ぎに先頭に立った寺崎を叩いて主導権取りへ。最終ホームで早くもライン3車で出切ると、そのまま軽快なピッチを刻んでレースを支配。最終2コーナー付近から徐々に車間を空け始めた清水が後続に睨みを利かせながら間合いをはかる。後方に置かれた深谷は最終3コーナーから外を踏み込んだが自転車が思うように進まず、最終2センターから空けた車間を詰める勢いで踏み込んだ清水が直線で突き抜けた。

【清水 裕友(1着)】
「とりあえず1番人気だったので勝ち切れてほっとしたというか、今年に入って勝てそう(で勝てない)っていうのがあったので、力不足を感じていたんですけど。(高知記念は惜しくも優勝を逃しているが)高知は成績はいいのでネガティブなイメージはなかったんですけど。最初に出た共同もそうですし、この前の高知記念も勝てそうで(勝てない)っていうのもあったのでほっとしています。初手はわりかし想定通りでした。一瞬ちょっと踏み合いになりそうな雰囲気があったので構えたんですけど、(ラインで)出切れたので。(犬伏は)カカっていたとは思います。後ろもこれていないので。前に踏めたんですけど結果、松浦さんと決まっていないので、自分の判断が悪かったのかなって思います。ちょっとライン決着が少ないような気がするので、精度を上げていきたい。(今シリーズは)調子いいとかっていうそんな感じはなかったですけど、昨日も思ったよりは出たので想像よりは良かったのかなって思います。(これから)調子自体はまだ上がるかなって思います。今年の内にG1あと4つですかね。その中で獲れるように目標を高く持って頑張りたい。毎年、全プロあたりから暑くなってきてちょっと(成績が)怪しくなってくるんで。今回もちょっと怪しかったんですけど、ここからしっかり暑さの対策とかしっかりしていきたい。毎年G1獲ってっていって獲れていないので、たまにはG1を獲って(グランプリに)出たいかなって(笑)。(高松宮記念杯に向けて)暑さもそうですし、スピードが上がってくるので熱くなってくると。その辺の対策もしていきたい」


細川和輝記者

2024年5月26日 18時09分

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