S班清水裕友が今年3度目のG3V! ~松戸記念~

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清水裕友
滝澤正光氏(左)と記念撮影
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地元作戦を粉砕

 松戸競輪開設74周年記念 燦燦ダイヤモンド滝沢正光杯(GIII)は、8月4日(日)に決勝戦が行われた。優勝は、南関4車ラインを打ち砕いた清水裕友(山口・105期)だった。

【レース経過】
 清水がスタート争いを制して、中国勢が前受けとなる。取鳥雄吾-清水裕友-月森亮輔、平原康多-阿部力也、新村穣-深谷知広-岩本俊介-和田健太郎で並びが整い、周回を重ねる。取鳥は、青板周回から誘導と大きく車間を空けて、別線を突っ張る態勢を取る。だが、新村も標識線目掛けて全開で踏み上げて、青板バックで先頭に出る。叩かれた取鳥は、2番手の深谷の位置でイン粘り。深谷は外併走で耐えるが、岩本は中国勢の後ろに降りる。もつれて隊列が短くなると、平原は赤板2コーナーから仕掛けてカマシ先行。阿部より後ろは車間が空く。取鳥に踏み勝った深谷が、最終ホームで自力に転じて平原ラインを追いかけるが、その後ろには清水がスイッチ。深谷が阿部に追いつく前に、清水は2コーナーからその上を強引に仕掛ける。スピードに乗った清水は、3コーナーで平原をとらえるとそのまま後続をぶっちぎり。2着の月森に3車身差を付けて、2月静岡記念以来、通算12回目のG3優勝を飾った。

【優勝者コメント】
 「普通に(南関に)先行されてバンマク(番手まくり)されたら勝負権がないので、(初手で)いい位置を取れたのがすべて。(取鳥は)突っ張り切れなかったらそこ(番手)で勝負するしかないと。やれるなかで全て出そうってことだった。3番手が取り切れたので、迎え入れる準備をして、雄吾が(番手を)取り切るか見てからと、準備はしていました。平原さんが(カマして)来たのは分かったけど、(切り替えるのは)雄吾の決着が付いてからだなと思った。単独で回れたし回りが見えていましたね。後ろがいるし自分で仕掛けました。踏んだときに行ける感じはあったけど、ハイピッチのレースで消耗していてキツかった。アップの仕方を考えて変えて今回いい方向に向いた。今回結果が出たのでこの形で頑張りたい」

熊谷洋祐記者

2024年8月4日 17時39分

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