地元勢を背負い清水裕友が準決勝も躍動 ~武雄競輪場~

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清水裕友
地元勢を背負い好スパートを披露する
先を見据えて今シリーズからフレームをチェンジ

 5月12日(日)に武雄競輪場で行われた開設74周年記念『大楠賞争奪戦』のシリーズ2日目の12レースはS班の清水裕友(105期・山口)が地元の山田英明と山口敦也を背にロングスパートで前団をのみ込むと、地元の山田英明が直線で鋭く伸びてワンツー決着。3番手の山口敦也を連れ込めずに反省の弁を述べるがしっかりと人気に応えた。
 
 武雄記念のシリーズ2日目はオープニングレースから強い雨が降る中で行われ、最終レースまで気温も上がらず初日よりも5℃低い20℃を計測していたが、雨に濡れた選手たちの体感はもっと低かった様子。今シリーズから気温の上がる夏場に向けて硬いフレームを投入していた清水裕友はスピードの乗りに物足りなさを感じたものの、連日、早め早めに動けている。
 「(仕掛けてからは)自分のスピードの乗りが悪くて、山口(敦也)君に迷惑を掛けた。もうちょっとスパンっていければ良かった。前半は前とスピードが合ってしまったし、伊東(翔貴)さんが(車間を)空けていた分、キツかった。後半は良かったんですけど、出切るので脚を使ってた。ヒデさん(山田)とワンツーを決められたのは良かったけど、山口君まで決められれば良かった。今日(2日目)はレースで重く感じたけど、それなりに戦えると思います」
  
 勝負の準決勝は弟の山田庸平とのタッグ。責任感の強い清水裕友は地元を背に勝負所を逃さず仕掛けるだろう。
 「3日目はもうちょっと気温が上がってくれるといいですね。ちょっとチェーンだったり部品を換えるかもしれないですけど、自転車はこのままいくと思います」
 
 

細川和輝記者

2024年5月12日 18時49分

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