清水裕友がシャープなまくりで白星発進 ~岸和田競輪場~

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清水裕友
幸先良いスタートを切った清水が一次予選2に挑む
〝鬼門の2日目〟を突破して2走目につなげた

 6月18日に岸和田競輪場で第76回高松宮記念杯の2日目が行われた。3レースに登場した清水裕友(山口・105期)は冷静に戦況を見極めて一気に仕掛けると、鮮やかに前団をのみ込んで白星スタートを決めた。
 
 別線が踏み合う流れになったとはいえ、苦手な夏場に苦手な高速バンクを攻略して表情は明るい。
 「去年のここもそうでしたけど、(6日制)G1にくると初日が休みで、2日目から走ることが多い。去年までは(レースを走らない)初日の過ごし方が良くなかったんで、今年は過ごし方を変えました。しっかり体を動かしながら2日目に備えた。1走目は展開も向いたんで、勝てたのはたまたまっすけど、しっかりと踏み込めましたし、そのままゴールまで行けた。いつもならタレて差されるんですけど、それもなかったですし、いい感じに踏めたと思います」
 
 1走目の1着で白虎賞を狙える10ポイントをゲットしたが、浮足立つことはない。
 「去年、二次予選へのボーダーってどれぐらいでしたっけ? 10ポイント? えっ僕がボーダーでしたっけ(苦笑)たしかに8(着)、4(着)で勝ち上がった気がします。大きいこと(白虎賞を狙う)は考えず、しっかり走った結果で乗れれば。まずは確定板には入れるように頑張ります」
 
 昨年の二次予選進出者は東日本が10~19ポイントで、西日本が10~17ポイント。優秀戦(白虎賞、青龍賞)は東が20~23ポイント、西が17~23ポイントであった。初日に10ポイントを獲得した清水は一次予選2で確定板に入れば、2走の合計が19から23ポイントとなり、白虎賞が見えてくる。〝鬼門の2日目〟を突破した清水が勢いそのままに2走目も力強い走りを披露する。


細川和輝記者

2025年6月18日 18時46分

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