ネーションズカップ最終日は日本勢が大活躍 ~2021UCIトラックネーションズカップ~

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新田祐大
個人種目初の金メダルで自信を深めた(提供・the cycling association of Hong Kong China)
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小林優香
女子もオリンピックメダル獲得に期待がかかる(提供・the cycling association of Hong Kong China)
新田祐大は個人種目初の金メダル

 中国・香港で開催されている2021UCIトラックネーションズカップ最終日、東京オリンピック代表内定選手の新田祐大選手(福島・90期)が男子スプリントで、小林優香(福岡・106期)選手が女子ケイリンで、橋本英也(岐阜・113期)選手が男子オムニアムで金メダルを獲得しました。
 女子マディソンでは梶原悠未選手・中村妃智選手ペアが金メダルを獲得しました。
 そのほか男子スプリントでは脇本雄太選手(福井・94期)が銀メダル、深谷知広選手(静岡・96期)が銅メダルを獲得、男子スプリントは表彰台独占となりました。
 女子マディソンでは楽天Kドリームス(鈴木奈央選手(静岡・110期)・古山稀絵選手ペア)が銅メダルを獲得、本大会を通じて日本勢は金メダル7個、銀メダル4個、銅メダル4個の獲得となりました。

【コーチ・選手のコメント】
 ブノワヘッドコーチ
 「大会に参加し、本当に良かったと思う、すべての勝利に価値が有る。東京五輪に向けてのいい準備ができたと感じている。特に新田は非常に力強いレースができた。今のコンディションであれば東京五輪でもいい結果が期待できるのではないかと思う。
若手選手は、もっとハングリーに戦わなければならない」
 新田祐大選手
 「予選はあまりタイムが出ていなかったが、ある意味切り替えてレースに臨むことができた。決勝戦はいい緊張感で臨め、最後は気力で走りました。今年に入ってから深谷選手が開催してくれたスプリントの勉強会でスプリントの戦い方が整理できた。東京五輪でのメダル獲得にこの大会を通じて近づいたと感じている。個人としては個人種目で初の金メダルの獲得したことはうれしく思うが、さらに成長しなければならないと感じている」
 小林優香選手
 「ケイリンに関しては優勝だけを見据えて、決勝は気持ちに余裕を持って臨むことができたのが勝因だと思う。ゴールした瞬間は自然にガッツポーズが出た。今回の大会は自信になったのでもう一度コーチと話し合いながら東京五輪に向けて準備したい」
 橋本英也選手
 「今回は少人数でのレースになったが、自分が想定していた通りの得意な展開になった。最後のポイントレースで落車をしてしまい、その後積極性に欠けてしまったのが反省点としてあげられるが、それ以外はスムーズにレース運びができ、優勝できたのは自信となった。東京オリンピックでは今回とは違う展開になると思うが積極的な走りをしたい」
 梶原悠未選手
 「今回、参加した4種目のうちスクラッチで優勝できなかったのが悔しいが、残る3種目で優勝できたのはとても嬉しい。この走りを東京オリンピックでもできるよう残る期間を大切に過ごしていきたい」

熊谷洋祐記者

2021年5月17日 12時28分

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