地元の近谷涼が4km個人パーシュート優勝 ~全プロ競技大会~

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近谷涼
前評判通りの強さを見せ、地元で結果を出した
今後は競輪選手として上のステージを目指す

 「第70回全日本プロ選手権自転車競技大会」が、富山競輪場で5月29日に開催された。「4km個人パーシュート」を近谷涼(121期)が4分33秒545のタイムで優勝。近谷はナショナルチームの中距離競技で活躍し、日本競輪選手養成所には28歳の時に特別選抜試験で合格。昨年の7月に30歳で121期として本格デビューした。今年の7月からはA級3班から1つ上のステージであるA級1、2班戦を戦う。

 「本当に、ここ最近で一番うれしい勝利。声援がすごかったし、お世話になった方や、関係者の方にいいところを見せられた」とスタンドに駆け付けた関係者の声援に応えていた。

 「デビュー1年で地区プロと全プロが地元であるっていうので、競技のブランクはあったけど、どうしても勝ちたいと。団体はみんなで力を発揮できなくて、3位で悔しかった。ここは絶対に勝つんだと。選手の時にまたここで競技があるか、わからないので、どうしても勝ちたかった。これが励みになって競輪にもつながります。(ゴール後に)タイムを聞いてうれしくて、声を出して喜んだ。15年競技をやってきたプライドもあったし、強い気持ちをもって前半から走った。競技で培ってきたものを全部出そうと。競輪で体が大きくなって、パワーも付いてきた。競輪の練習も生きています」

 「7月から1、2班になるけど、S級に上がれるように1レース1レース大事に走りたい」

小山裕哉記者

2023年5月29日 17時27分

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