菊池岳は1㎞TTと2冠

　富山競輪場で開催されている「第70回全日本プロ選手権自転車競技大会」は、8つの地区に分かれてチームスプリントのタイムアタックによる決勝が行われた。第1走・末木浩二（山梨・109期・S1）、第2走・中島詩音（山梨・119期・A1）、第3走・菊池岳仁（長野・117期・S1）の関東地区が、1分2秒014のタイムで優勝した。

　1㎞タイムトライアルとの2冠を遂げた菊池は「みんなで（寬仁親王牌の初日に）特選に乗ろうって練習してきた。決められて良かった」。自身は理事長杯の権利を1㎞タイムトライアルの優勝で得ていたが、こう汗をぬぐいホッと胸をなでおろした。また、7月からの来期に初のS級を迎える中島は、G1初出場、それも特選スタートの権利をつかみ、「地元のG1に出たい気持ちが強かった。力で通用するとは思ってないけど、楽しみです」と、10月の大一番に向けて頬を緩めた。