スプリントは河端朋之が12年ぶりのV ~全プロ競技大会~

photo-83107
河端朋之
予選1位からパーフェクト優勝
photo-83108
寬仁親王牌は理事長杯スタート
昨年の覇者、雨谷一にも隙を見せずV

 高知競輪場で開催されている「第71回全日本プロ選手権自転車競技大会」の花形種目でもあるスプリントは昨年と同じく、河端朋之と雨谷一樹の元ナショナルチームの2人が激突。予選を1位で通過して、ファイナルまで1本も落とすことなく勝ち上がった河端が、雨谷にも2本連取で昨年の雪辱を果たした。12年の前橋以来、12年ぶりに河端が2度目のスプリント王者に輝いた。また、3、4位決定戦は、佐々木悠葵が福永大智をまくりで仕留めた。

【河端 朋之(岡山・95期・S1)1位】
 「勝ててうれしいけど、雨谷君も強いのでどっちが勝ってもっていうレースでした。雨谷君は33バンクが得意なので、(33バンクの)去年は負けてしまった。(12年ぶりのスプリントVで)歳をとったのに、もう1回できるっていうのはすごいですね。今年は40歳の学年なんで。今年オリンピックに出る子たちが、こっち(全プロ競技大会)に来たらさすがにかなわない。引き際を考えておかないと(笑)。パリオリンピックは期待できますよ」

【雨谷 一樹(栃木・96期・S1)2位】
 「優勝するつもりできたんですけど、負けて悔いはない。出し切りました。河端さんが強かったし、河端さんにあたる前になるべく脚を使いたくないっていうのがあった。それで(2分の1決勝で福永に1本)取られてしまった。500バンクで厳しい戦いだったけど、これはこれで楽しかった」

【佐々木 悠葵(群馬・115期・S1)3位】
 「(競技の経験がないのでスプリントの)駆け引きができない。脚で勝負っていう感じでした。それでもみんなにいろいろ教えてもらった。(福永との3位決定戦は)ヤバいかと思ったけど、自分はみんなよりギアが軽かったのも良かった。(寬仁親王牌の初日特選の権利を取れて)うれしいです」

竹内祥郎記者

2024年5月27日 18時37分

開催情報

ページトップへ