山口拳矢がケイリンを連覇 ~全プロ競技大会~

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ファンの声援にピースサインで応える
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左から松井宏佑、山口拳矢、郡司浩平
準決勝で感じた物足りなさを埋めて見事に連覇を達成

 5月27日に高知競輪場で行われた「第71回全日本プロ選手権自転車競技大会」のケイリンは山口拳矢(岐阜・117期・SS)が初手から好位置を確保してレースを有利に進めると、最終2コーナーからまくりを放った郡司浩平(神奈川・99期・S1)の仕掛けに乗って直前で鮮やかに突き抜けて大会連覇を達成。レース直後はピースサインで喜びを表現した。
 
 準決勝では最終1センターから逃げを打った郡司浩平を交わせず3/4車輪差の2着であったが、決勝は軌道修正に成功して見事に抜け出した。
 「ちょっと準決でギア不足を感じたので(決勝は)上げました。それが良かったと思います。(レースの組み立て的には)初手が良かったです。競技に向けてはなにもしていなかったので、意識はしていなかったので。(連覇できたのは)展開ですね。競輪の自転車も(競技用のカーボンフレームのように)進んでくれればいいんですけど。いろいろと考えて(新しいフレームを)作りながらですね」
 
 今年はなかなかリズムに乗れていなかった印象の山口拳矢であったが、競技の方で優勝という結果を出して今年3つ目のG1となる高松宮記念杯へ弾みを付けた。本業の競輪でもリズムに乗ってここから反撃が始まる。

細川和輝記者

2024年5月27日 19時02分

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