飯田風音が児玉碧衣を撃破! ~松戸競輪場~

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飯田風音
マッピー人形を抱えて笑顔で記念撮影
予選2で再び対戦となった

 6月9日(木)から松戸競輪場で開催されている『燦燦ムーンナイトカップ』GⅢの初日3レースで児玉碧衣が2着に敗れる波乱があった。大金星を挙げたのは児玉と初対戦だった飯田風音(埼玉・120期)だ。

 レースは正攻法に飯田が構えると児玉は初手で3番手の位置を取る。3番手以降が入れ替わり立ち代わりになり、児玉が6番手の位置まで車を下げる隙に飯田は打鐘からペースを上げる。打鐘過ぎに4番手の位置から岩崎ゆみこが巻き返しにくるも、飯田が踏み上げて合わせ切る。軽快に踏み直して最後の直線を先頭で迎えると後方からまくってきていた児玉の猛襲を振り切り大金星を挙げた。
 
 「出し切れない時が負ける時なので、出し切るレースをしたいなと思っていた。33なので出れないと負けちゃうからそれならスタートを取りにいこうと。目いっぱい踏んで、岩崎さんと児玉さんが来た時に踏み直した。自分の得意パターンだったので勝てたのかなと思う。仕掛けが嵌らないと負けちゃうので」と自らの得意パターンに持ち込んだことで、絶対女王を破ることに成功した。

 「最後の4コーナーから長くて。最後は児玉さんに差されたと思った。でもゴール後、周回しているときにお客さんから『1着おめでとう』って言われて大丈夫だったんだと思った」と勝ち切った手応えはなかったようだが、ファンからの声で勝利を確信した。

 明日のメンバーが発表されて児玉と再戦だと知ると、「まさかです…。(児玉さんとは)当たらないと思ってました。また一緒になるなんて悲しいです…。また頑張ります」と連勝へ意気込むかと思いきや、がっくしと肩を落としていた。

 明日も飯田と児玉は3レースに登場。飯田が再び大金星を挙げるか、それとも同じ轍を踏まない児玉がリベンジを果たすのか、注目の一戦となりそうだ。

池端航一記者

2022年6月9日 21時43分

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