児玉碧衣が3度目のドリーム制覇 ~西武園競輪場~

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児玉碧衣
ファン投票7年連続1位の声に応えた
ナショナルチームの2人を退ける

 2023年8月17日、西武園競輪場で第66回オールスター競輪の3日目が行われた。第11レースのガールズドリームレースは児玉碧衣が会心の逃げ切り勝利。2着は太田りゆ、3着は佐藤水菜が入り、児玉はナショナルチーム2人を相手に価値ある勝利を手にした。
 
 【児玉碧衣(1着)】

 「(ドリームは3度目の優勝)3度目ですかね!!はい!これまで負けていたのはサトミナを意識しすぎて自分のレースをできなかったのが敗因。他の人の動きより、行くべきところで行かないとって2センターから仕掛けた。サトミナを合わせる感じになったけど、すごい音がして、サトミナがきた。(佐藤の)後ろに構えて(佐藤が)先頭に立ったけど、休まずにホームで仕掛けたのが良かったのかな。誰かの動きを気にするより、自分で動かないとっていうのが勝利につながった」

 「GⅠを獲って、GPを決めていたっていうのが大きいですね。前検日から今日まで緊張をせずにリラックスして臨めた。今までの自分だと、サトミナを意識してホームで休んでいた。3月のウィナーズカップで遊ばれてしまったっていうのが(脳裏に)よみがえってきて、自分でいかないとって。(優勝は)ゴールまで死ぬ気で全然わからなかった。抜かれたと思って手を上げなかったんです。2着だと思っていた。『1着だよ』って言われてガッツポーズをすれば良かった」

「ケガをしている時は辛かったし、トップで走るのは無理という不安もあったが、この調子に戻って、体の使い方とか成長するために必要だったことかなって。もちろん、ない方がいいんですけど。そのおかげでパールカップ、オールスターを獲れた。その時期があるから、今の姿があるのかも」

「ファンの投票でしか走れない舞台。他のレースと違って、投票してくれた方に恩返しをしたいと思って良かったと思ってもらえるレース内容だったと思う。今年はお客さんの記憶に残るレースができていない中、(ファン)投票してくれるお客さんがいてうれしいし、恩返しできた。トップで走り続けるためには、お客さんの声援は必要なので、変わらずに応援してください」

小山裕哉記者

2023年8月17日 22時04分

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