梅川風子が競輪祭女子王座戦を制す ~小倉競輪場~

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梅川風子
相性抜群の小倉で優勝を決める
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ガールズケイリントライアル時代を含めて3回目の競輪祭開催を制す
優勝してガールズGPの切符をつかむ

 11月23日「第1回競輪祭女子王座戦」の決勝戦が行われ、佐藤水菜の2コーナーまくりを追った梅川風子が捕らえて優勝。完全優勝でGⅠタイトル、通算200勝の勝利を決めた。今シリーズの梅川は体調が万全とはいえない中での戦いだったが見事に3日間を戦い抜けて最後の最後にグランプリの切符を獲得した。

 「デキ過ぎです。良くない中でよく戦ったと思います。前検の時には当日欠場も覚悟するくらいでした。走ることができないくらいだったんですが、薬を飲んだり、体力回復してもちこたえられて良かった。起きているよりも、寝て、寝て、過ごしました」

 「号砲が鳴るまでは悩んで、スタートはどうしようと。佐藤選手の動きを見てSを獲ったので、流れのままでした。佐藤さんがSを取ると佐藤さんのレースコントロールになるので、それで自分の身を任せようと。行ったところをどうするかっていうのを考えていました。前にもこうなったことがあるけど、その時は冷静に回れなくて、3コーナーで持ち出してしまっていたり。車間を空ける余裕もなく佐藤選手の強さは(ナショナルチームの)練習でも良くわかっていたので、余裕のなさがでた。(優勝は)いまでも不思議。こんなことがあるのかと。ミラクルでした。今回は選考順位や勝ち上がりがキーになりました。

 「前回の立川グランプリは落車をしたので、そのリベンジを果たしたい。12月からクリスマスくらいまで沖縄でナショナルチームの合宿があって、そこからは個人での調整をしてグランプリになります。いまは下降気味なので、グランプリに向けて上げていかないと。獲れるような調子にあげていかないとですね。時間もないので、くよくよせずに気持ちを切り替えたい。今回はわけがわからないあとで自分をほめたいと思う。体調が良くない中で車番は大事でしたし、いい方に向いた」

小山裕哉記者

2023年11月23日 23時14分

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