當銘直美が児玉碧衣の連勝をストップ ~岸和田競輪場~
パールカップは早くも佳境の準決勝
6月11日、岸和田競輪場で『第2回パールカップ』の初日が行われ、第8レースでは断然の人気を背負った児玉碧衣を 當銘直美が破って波乱を演出した。
當銘はスタート直後から児玉の後ろを確保しに動く。「位置の取り方にはリスクがあったけど、チャンスがあるならしっかり位置を狙っていった。一番力のある自力選手の後ろを取るのが自分のセオリー」と戦法に迷いはなかった。
打鐘過ぎの2センターでは児玉の後ろをめぐって、吉川美穂が内を潜りこみ、當銘は外併走に。児玉が4コーナーのくだりを使って仕掛けると外の當銘はぴったり追走。「(児玉の後ろは)何が何でも死守しようと思った。(踏み出しは)めちゃくちゃ集中しました。内から日野さんが来ているのもわかったけど、碧衣さんの追走に集中した」と踏み出しに集中していた。
「このクラスのスピード域に特化した練習の成果が出せました。碧衣さんは強かったですけど踏み出しに集中しながら、内からも来られましたけど、いつもより周りを見る余裕はありました。最後は碧衣さんも踏み直すと思って、後ろからの追い込みにも対応しようと車間を詰めすぎずに行きました。差せるとは思わなかったですけど1着を取れたのでうれしい」と練習の成果を見せて、会心の勝利をおさめる。
「オールガールズの時は(準決勝が)微差で決勝にいけなかったので、今回はいきたい」と明日、行われる準決勝に向けてさらに集中力は増す。
2024年6月11日 18時32分
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選手詳細データ
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當銘直美 選手愛知・114期