児玉碧衣との2強ムード

　1月12日に取手競輪場でF1ガールズシリーズの初日が開催された。6Rにはガールズの予戦1が行われて、昨年のパールカップを制し復活を果たした石井貴子（千葉・106期）が登場。力強いまくりで、しっかりと今年初戦を白星で飾った。

　レースは3番手の當銘沙恵美が赤板から前との車間を徐々に空けて後方の様子をうかがう。打鐘で先頭誘導員が退避しても各選手の動きはなくペースが緩み、見かねた又多風緑が4番手からホーム線をめげかけて一気にスパートを開始。初手から又多の後位に位置していた石井は俊敏にその動きを追うと、最終2コーナーから自力を発動。最終バックでは又多を捕らえると、終始追走していた荒川ひかりを振り切り、後続を完封した。

　「前が動いてくれて、すぐまくりにいけて良かった。寒かったけど、風もなくてそこまでハードコンディションではなかったので良かったです。（今年一発目としては）頑張りました。明日も自力基本に頑張ります」

　大怪我の影響でしばらく第一線からは遠ざかっていたが、昨年はタイトル（GI）も獲得しカムバック。今年はさらなる活躍が期待されるだけに、まずは新年一発目の今節で結果を残したいところだ。

• 選手詳細データ

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  石井貴子 選手千葉・106期