杉沢毛伊子が今年初勝利 ~川崎競輪~

photo-95583
杉沢毛伊子
体調と共に気持ちも上向き
今月4場所目も力走

 川崎競輪ガールズF1ナイターは、1月25日(土)に初日が行われた。ガールズ予選1、6レースは、杉沢毛伊子(静岡・104期)が1着。昨年3月立川以来、久しぶりに初日に1着を決めた。

 初手は中団に構えた杉沢は、前の神戸暖稀羽の仕掛けに乗って最終バックで2番手の好展開。2センターで前に踏み込んで抜け出すと、真後ろから迫った西島叶子、藤田まりあの2人を振り切って1着をつかんだ。

 「なんとかかんとかですね。後ろがかなり良い勢いで伸びてきてたし、差されたと思った。まさかです。(藤田)まりあ、(安東)莉奈、(西島)叶子よりも前にいないとと思ってたけど、(神戸)暖稀羽も強かった。早めにいくと差されると思ったし、まりあと、叶子に先に踏まれたら終わってた。展開も向きました」

 ここが早くも今年の4場所目。なかなかまとまった練習の時間を確保するのが難しい状況だが、それも前向きにとらえている。前回の玉野は、師匠の望月永悟と同あっせんで、気持ちの面で大きな刺激を注入された。

 「年末から体調を崩して、治ってから追い込んで練習したんで、それが良かったのかもしれない。あまり練習の時間はとれないんですけど、レースをたくさん走ることで、学ばせてもらっているんだと思って、ポジティブに考えています。練習ができないかわりに、レースの事を学べてます。前回は、師匠と一緒の開催で、ご飯に連れていってくださって、学ぶことが多かったです。やっぱりS級でずっと走っている方は違いますよね。今年はずっと応援してくれているお客さんに恩返しをしたいと思っているし、師匠にも、恩返しをしたいです」

 2日目予選2は、6レースに出走。幸先のいいスタートを切った杉沢が、2日目も感謝の思いを持って力を出し切る。

熊谷洋祐記者

2025年1月25日 21時30分

開催情報

ページトップへ