清水裕友選手山口Ｓ級Ｓ班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「好調の原因ですか？　６月から師匠（國村洋）に早朝のバイク誘導をやってもらうようになって、脚力がついてきている思います。それが一番ですね。８月の奈良で自転車、セッティングも換えて、先行していい感触をつかめました。そこから一気に成績が上がりました」
　奈良は敗者戦の１勝止まりだったが、それから気配が一変した。８月立川、９月和歌山とＦ１シリーズで連続優出。競走内容も素晴らしく、明らかにパワーアップしている。
　「今年からＳ級に上がったんですが、最初のころは勝ちたい気持ちが強すぎて、レースが小さくなってましたね。気持ちも途中で切れてしまって、前期はＳ級の点数をたぶん取れていないと思います。でも、それがきっかけになって開き直れました。若いのにそんなんじゃダメだなと。どうせ結果が出ないならレースで思い切って攻めようという気持ちになりました」
　９月向日町記念では３393着と３度の確定板入り。準決勝は格上選手を相手に先行勝負で見せ場を演出した。
　「強い選手と走れて、いい経験になりました。しっかり主導権は取って、アピールできたと思います。今の力が分かったし、もっとレベルアップして、今度はいい勝負ができるようにしたいですね」
　105期在校４位の素質が開花。上昇気流に乗った新鋭からは目が離せない。今後の活躍が楽しみだ。
　「自転車を始めたのは小学生のころで、初めて知った競輪選手が佐藤慎太郎さんなんですよ。その走りを見て格好いいと思ったのが選手を目指すようになったきっかけなんです。いずれは追い込み選手になりたいという気持ちはあるんですけど、今は先行するのが楽しいですね。まだ、若いし、先行でいけるところまでいくつもりです。まずは来期、Ａ級に落ちたときに特進を狙えるぐらいの力はつけたいですね」

2019年1月18日更新

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