輪界屈指の総合力
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- 的中率
- 17%
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- 回収率
- 55%
細川記者
輪界最強とも呼べる脇本雄太がまさかの脱落で波乱ムードの名古屋オールスター競輪はいよいよ決勝戦を迎える。4車で結束する北日本勢も手強いが、自転車のセッティングを体のマッチングに時間を費やしてきた1平原が最高のムードで大一番を迎える。
「今までの自分なら(準決の)あの展開であのタイムの中であの動きはできないなかった。深谷(知広)を張ってもそこから仕掛けてまくれているかっていわれれば難しかった。清水(裕友)もカカっていたし小倉(竜二)さんも無理やり持ってくる感じできつかったですね。その中で勝てたのは本当に価値がある。スピード競輪に対応してヨコにも動けた。準決は今の自分を全てを出せた。ワッキーはいませんけど、新田も遜色なく強い。まだここで終わっていないので。優勝しないと意味がない」と言葉尻を強める。
これまで7つのG1タイトルを手にしている1平原だがオールスター競輪のタイトルはいまだになし。「まだオールスターは獲っていないんですよ。安いとこしか獲ってない(苦笑)もっていないんでしょうね。でもしっかりと頑張ります」と冗談を交える余裕さえある。北日本は3番手の6渡邉までヨコが脆いタテ型で、展開次第では分断策も視野に、磨かれるスピードと自慢の捌きで約2年半ぶりのG1タイトルをもぎ取る。