• 平塚競輪 KEIRIN GRAND PRIX202012/28〜12/30

SV GP 平塚 12/30 寺内大吉記念杯競輪(GP別層)用

注目の一戦は吉田拓が完全V

吉田拓矢

吉田拓矢

 グランプリシリーズの「寺内大吉記念杯」は吉田拓矢が制した。前走の佐世保で記念初優勝を果たした吉田は、追加で走ったこのシリーズも完全V。最高の形で20年を終えた。
 号砲で稲毛健太-椎木尾拓哉の和歌山コンビが出て前受けする。その後位に単騎の柴崎淳が入り、以下は吉田-武田豊樹、宿口陽一、島川将貴-桑原大志-栢野智典で周回。青板3コーナーから島川が上昇を始めると、すぐに吉田も車を外して応戦。島川の動きをけん制した吉田は赤板過ぎで先に誘導を切って待ち構える。そこを2コーナーから島川が押さえ込みに行くと、吉田は無理せず中団まで車を下げる。これを見た稲毛が3コーナーから一気にカマす。踏み上げて抵抗する島川を最終ホームで叩いて稲毛が主導権を奪取。和歌山勢にはそのまま柴崎が続き、その後位には島川を捨てて桑原-栢野が切り替える。バックでは柴崎がまくりに出て、ブロックにいく椎木尾の内には桑原が入ってくる。一方、吉田は後方でどっしり構えて戦況を眺めたまま。吉田が仕掛けたのは2センターからだった。直線に入り、内、外のアタックを凌いで椎木尾が抜け出す。そこに大外のコースを踏んだ吉田が強襲。ゴール前で椎木尾を捕らえて今年3V目を飾った。

ページトップへ